味覚も感覚器官!衰えることもあります。
食べることは生きる喜びにつながります。ここはあまり鈍感になりたくないですよね。
味覚ってどんな仕組み?
味覚は、舌にある味蕾(みらい)という感覚機能に物質が触れ、脳に刺激情報が伝わることで認識する感覚です。
味蕾が味を感じるためには、大切な条件として“水分が含まれていること”があります。
※味蕾は、液体や水分の含まれたものに反応する性質を持っています。
しかし、クッキーやおせんべいなど、水分が含まれない食べ物も噛むうちに味を感じることができます。
これは、咀嚼することで唾液(水分)と混ざって、味蕾が味を感じ取っているのです。
味覚が衰える原因とは?
味覚の衰えの原因として代表的なものの1つが「亜鉛不足」です。
味蕾は活発に細胞分裂をしていますが、このときに亜鉛を必要とするため、亜鉛不足は味覚の衰えを招きます。
もうひとつ、味覚が衰える原因として「加齢」が考えられます。
味を感じる器官である味蕾は20歳頃に増加のピークを迎え、それ以降は加齢に伴って数が減少していきます。
歳を重ねると、濃い味を好むようになるのは、この味蕾の減少によって味を感じにくくなっているからです。
さらに、味蕾だけでなく、唾液の分泌量も加齢とともに減少していきます。これも味を感じにくくする要素です。
この、加齢自体は避けられませんが、日常生活の中でできる味覚ケアがあります。
味覚ケアのポイント!
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1.唾液の分泌を促そう!
◆唾液の分泌を促す飴、ガム、梅干し、レモン、たまねぎなどを摂ろう。
・たまねぎに含まれている「ケルセチン」という成分には唾液の分泌を促す作用があります。
・食べ物をよく噛むのも、唾液を分泌させる上で重要です。
・「舌のエクササイズ」もおすすめです。
上下の唇の裏側を舌でぐるりとなぞると、唾液腺が刺激されて分泌が促されます。
・唾液腺をマッサージするのも有効です。
耳の横から顎の下にかけて、指の腹を使ってくるくると円を描くようにマッサージをしてみてください。
1日1~2分が目安の時間です。
2.亜鉛を摂取しよう!
味蕾を元気に保つためには亜鉛が必要です。
食事から意識して摂取しましょう。
また、亜鉛はビタミンCと一緒に摂取すると吸収効率を高めることができます。
ちょっとしたケアで生きる喜び=食べる楽しさが増すのですね。
今日も健やかにいきましょう!
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