運動とストレスとの関係を、
このほど、米プリンストン大学の研究チームが、
脳の働きから解き明かした研究内容を発表しました。
じっと座っているネズミと、活動的に走り回るネズミにとの、脳の動きを比較しました。
それぞれのネズミを冷たい水に突っ込んでみたところ、
いずれのネズミの脳でも、水につけられたことによるストレス反応が見られたのですが、
活動的なネズミのほうが生化学的にも、分子的にも概して穏やかな反応だったそう。
つまり、活動すること、身体を動かすことで生まれる細胞が、
ストレスからの影響を受けづらくする緩衝材になっているのです。
また別の実験によると、
ストレスをかける前に数週間運動させたネズミは、
心の平安を保つセロトニンが活発に働き、
不安感や無力感を感じにくくなったといいます。
しかしながら、
短期間で成果が出るものではないようで、米コロラド大学の研究によると、
3週間運動したネズミには、ストレスに対する脳の働きに特段の変化は見られませんでしたが、
6週間運動したネズミには変化が認められたそうです。
つまりは短期間ではあまり効果は薄く、
持続して長く続けることがポイントなようです。
持続です。
続けることが大事!
これは効果を得ることへの王道の極意ですね。
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