ロンドン・ブルネル大学のkarageorghis氏(心理学者)は、
身体運動中における音楽の効果について
「音楽は、 運動能力を向上させる合法的な薬物のようなものだ」
と発表しています。
その大きな理由として、
音楽のリズムやテンポが「小脳」を刺激するということ。
小脳は、タイミングや距離感、バランス能力、 運動能力と密接に関わっている部分です。
大脳が意識的に色々なことを考える場所だとすると、
小脳は無意識に集中してくれる場所です。
身体運動時の集中力の高い状態というのは、
複雑なことを考える大脳の働きが抑えられ、
小脳の働きが活性化している状態のことを指します。
この小脳を音楽で刺激すると活性化し、
身体パフォーマンス能力が向上すると考えらています。
いわゆる「無の境地」に達する鍵は、
この小脳が握っているのではないかと専門家のなかで考えられています。
知らず知らず小脳を刺激して集中していたのですね。

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