スポーツをしている時に声をあげて発せられる擬音語などのことをスポーツオノマトペといわれます。
例えば、リフティングの選手が「グゥー」「ガー」などと言いながら重いものを持ち上げるときや、
球技系の選手が「オリャー!」と声をあげて競技するときの声などです。
このオノマトペはフランス語が語源だそう。
例えば、重いものを持ち上げるときに「ンガーッ!」と声を発したとします。
このときには「ン」と力をためて「ガアーッ!」と放出しています。
撥音「ン」と濁音「ガ」の組み合わせで、最後が「ア」の長母音で構成されています。
音についてさらに詳しくお話すると、
母音の「ア」「オ」は エネルギーが外側に向かい、
「イ」「ウ」 は内側に向かうイメージ。
「サ」「ス」などの静音はスピードを、
「グ」「ガ」などの濁音はパワーを、
「ポン」「パン」など破裂音は弾む感じを生み出します。
さらに、「ン」は特殊拍の撥音です。
特殊拍の撥音「ン」は、パワーをためます。
伸ばす「長音」は動作の持続時間を表し、
促音の小さい「ツ」は動きにメリハリをつけます。
このように言葉の音にはそれぞれ違った作用があるわけです。
言葉の音ひとつで大きく影響し、パフォーマンスが変わるというわけです。
このスポーツオノマトペには、身体や運動機能の促進・制御に働きかけるといった作用もあるようです。
これ、舞踊にも生かせますよね。
参考程度にスポーツオノマトペを効果的に使うと以下が効果的に獲得できます。
①パワー、スピード
②リズム、タイミング
③リラックス
④モチベーション
⑤理想的なパフォーマンスの実現
人間が発する音を効果的に使おう!
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